「顔がつっぱる」その悩みは原因を知るだけで簡単に改善できる!肌の乾燥のメカニズムから正しいスキンケア方法まで紹介

「顔の肌がパンッと張って、なんだか気持ちわるい。」

我慢できず、持っている化粧水をつけてみても一瞬で元通り。

 

そんな経験ありますよね。

顔がつっぱっていると、顔を動かしただけでシワシワな肌に。
またそのシワがずっと残ってしまいそうで不安にもなります。

特に、30代を超えてくるとお肌の老化が徐々に始まってきます。
また、寒さの厳しい冬なんかは、一日中顔がつっぱってツライという女性も多いですよね。

実は、この顔がつっぱるという症状は、「お肌が乾燥している!」というサインなんです。

お肌が乾燥するということは、「老化がどれくらい進んでいるのか。」なんてことを教えてくれたりもします。

だから、このサインを受け止めて正しいスキンケアを始めることが、美しいお肌を保つためにはとても重要なのです。

まず目指すのは、つっぱらない潤いのあるお肌。

この記事では、

・どうして顔がつっぱってしまうのか。
・つっぱり肌をどのように改善したらよいのか。

についてご紹介していきます。 

目次

1.顔がつっぱるのは老化の知らせるサイン

パンパンに顔がつっぱてて痛い!

そんな時、一体お肌ではどのような症状が起きているかご存知でしょうか?

顔がつっぱっている時のお肌の状態はこのようになっているんです。

1-1.お肌が急激に乾燥されている状態

お肌がつっぱったと感じるとき、決まってお肌ではあることが起きています。

それはお肌の中にある水分が急激に蒸発し乾燥している状態です。

急激に顔が乾燥状態におちいると、本来あるお肌の柔軟性が失われしまい、あの顔がつっぱった感覚になるのです。

なので、お肌がつっぱっていると感じたときは、何かの原因によってお肌が乾燥していると認識しましょう!

 

1-2.カルシウム膜に覆われた状態

急激なお肌の乾燥の他に、お肌のつっぱりを感じるときがあります。

それは固定石鹸などで洗顔をした後のお肌のつっぱりです。

これは、石鹸のもつアルカリ成分と、水道水やお肌の中のカルシウムが反応して、薄いカルシウムの膜が作られた結果、顔がつっぱってしまいます。

このお肌のつっぱりに関しては、実際にお肌が乾燥しているわけではないので心配はいらないと言われています。

この症状は、時間が経過するとお肌が弱酸性に戻っていき改善されると言われています。

2.顔がつっぱる原因ってなに?

それでは、これから今回の本題である顔のつっぱりの原因についてお伝えしていきます。

女性なら毎日行っている行動の中に大きな原因がありました。

一体、何が原因で顔がつっぱってしまうのでしょうか?

2-1.洗顔によってお肌の潤いが奪われバリア機能しなくなり顔がつっぱる

お肌がつっぱるのは、急激な乾燥によるものだとご説明しました。

ただ、本来人間の身体の仕組みのなかで、短時間に水分や油分が失われるというの機能はありません。

実は、毎日お肌の為にとやっている洗顔が、お肌を急激に乾燥させ、顔のつっぱりを生んでいる原因とされています。

お肌の構造は、表面から、「皮脂膜」「角質」「角化細胞(角質細胞)」となっています。

そして、その中の皮脂膜は、お肌から分泌される油分や汗などの水分によって作られています、

皮脂膜は、ホコリや花粉、紫外線などの外からのダメージからお肌を守ってくれたり、内側の水分の蒸発を防いでくれるといった、お肌を守るバリアのような働きをしています。

しかし、洗顔することによって、汚れと一緒にこの皮脂膜も洗い流されてしまうのです。

 

そうなると、お肌を守ってくれるバリアがない状態なので、お肌の中の水分は簡単に外へと逃げてしまいます。

それが、急激なお肌の乾燥状態を作り出し、顔がつっぱるのです。

 

2-2.化粧品に使われる添加物によってバリア機能が機能しなくなり顔がつっぱる

顔がつっぱるのは、お肌のバリア機能が崩れたときに起こる症状です。

そして、このお肌のバリア機能を崩す原因となるのは、洗顔以外にもあります。

それは、普段なにげなく使っている化粧品に使用されている合成界面活性剤や合成ポリマーといった添加物です。

この添加物が、頑固なつっぱり感の原因になってことも多いようです。

特にエイジングケア化粧品などは少し注意したほうがよいです。

エイジングケア化粧品は、お肌によいとされる有効成分を企業が独自で開発して配合しています。

そして、それらの有効成分をお肌のなかへと染み込ませることで、その効果が発揮できるのです。

しかし、本来お肌というものは、外から内側へと吸収する働きをもっていません。

なので、エイジングケア化粧品などでは、合成界面活性剤を配合し、一旦お肌のバリア効果を緩めて、有効成分を浸透させるといった方法をとることが多いのです。

有効成分染み込ませるために、本来肌を守ってくれるバリアを壊すという、少し矛盾しているようなことが、実際お肌には起きているのです。

エイジングケア化粧品でお肌を良くしようとして、結果お肌のバリアが崩れて顔がつっぱるなんて本末転倒ですよね。

ただ、すべてのエイジングケア化粧品が悪いわけではありません。

合成界面活性剤や合成ポリマーが配合されていない、天然由来の成分で作られているエイジングケア化粧品も多くあります。

要は、お肌のバリア機能を壊さないスキンケアをすればよいだけです。

そのために、普段使う化粧品は、裏の成分表示をよく読んで、合成界面活性剤や合成ポリマーが含まれていないものを選ぶようにしましょう。

3.顔のつっぱりが改善できる方法

顔をつっぱらなくするために意識しなくてはいけないポイントがいくつかあります。

このポイントさえ押えておけば、つっぱり肌は改善することも十分に可能です。

顔のつっぱりを改善できれば、お肌自体の乾燥だけではなく、肌荒れや目元の小じわも軽減できたりと、これまでお肌で悩みをサヨナラできます。

それでは、顔がつっぱってしまう方がどんなスキンケアを心がけたら良いのか解説していきます。

 

3-1.皮脂膜の落としすぎないように心がける

皮脂と聞くと、「油でギトギト」「ニキビの原因?」などお肌に悪いイメージを持っていると思います。

なので、よく男性用のCMなどで見かける、いっぱいの泡でゴシゴシ洗ってスッキリ爽快!のような感覚で洗顔している方もいます。

しかし、これまでにもご紹介したように、皮脂膜にはお肌を外の刺激から守る働きがあったり、内側の水分を保ってくれる役割があります。

皮脂の取りすぎは、逆にお肌にとっては悪影響なのです。

 

  • ゴシゴシ指や手のひらで肌をこすって洗っている
  • 1日3回以上顔を洗っている
  • 1日に2回以上洗顔料を使って洗っている
  • 洗浄力の強い洗顔料やクレンジング剤を使って洗っている
  • お湯(30度以上)で洗っている

 

この中で、1つでもやっているものはありませんか?ある場合は、すぐにやめてみましょう。

 

指や手で直接こすって洗顔するのは、皮脂膜はもちろんお肌自体にも刺激が強すぎます。

洗顔に関しては、泡立てネットなどを用いてふわふわの泡をつくり、泡で優しく汚れを浮き上がらせるようにしましょう。

そして、泡も長くお肌につけたままにはせず、15秒~20秒程度で落とすようにしましょう。

更に、洗顔料をつかった洗顔は、1日の終わりの1回程度で十分です。

皮脂膜は30度以上の温度になると、水に溶けてしまうと言われているので、洗顔の時の水温にも注意しましょう。

メイクや1日の汚れはもちろんお肌にとってあまり良くありません。なので汚れをきちんと落とすことはとても大切です。

しかし、汚れと同時に皮脂膜まで綺麗に落としてしまうと、お肌にとってダメージが大きいということだけは覚えておいてください。

「私、洗顔しすぎてしまってたかも?」と感じた方は、今日から少し優しく洗顔してみることを意識するだけでつっぱる感覚が和らぐと思います。

3-2.ボディー用の石けんはダメ!洗顔用の石けんで顔を優しく洗おう!

最近では、固形石けんで洗顔するスキンケアが流行っています。

それは、先ほども説明したように、洗顔フォームに使用される合成界面活性剤によるお肌の影響が注目され始めたからです。

石けんの製造過程は、基本的には天然成分のものが使われいるので、化学的に作られた合成界面活性剤が使用されていないのが特徴です。

そのため、固形石けんを使った洗顔がお肌にいいとされているのです。

しかし、固形石けんであればどれを使ってもよいというわけではありません。

通常ドラッグストアなどで売られているものの多くは、身体や手を洗う専用の固形石けんです。

身体や手は、顔に比べ皮膚が厚く刺激に強いため、洗浄力も強くなっています。

顔のお肌は、身体や手のひらよりも繊細なので、少し洗浄力が強すぎて肌のバリアを壊してしまう恐れがあるのです。

なので、洗顔フォームより固形石けんを使ってみるのはオススメですが、その際は、洗顔専用の固形石けんを使うようにしましょう。

3-3.洗顔後はすぐに保湿を!セラミドを中心に補給しましょう

洗顔後は少なからずお肌のバリアである皮脂膜は崩れてしまいます。

そこで洗顔後は必ず保湿をおこない、お肌のバリアを補ってあげるケアが必要です。

そこで、もちろん水分や美容成分なども大切な要素ですが、なかでもセラミドが配合されたもので保湿をおこなってあげるのが効果的です。

セラミドは、お肌の内部で、水分をサンドイッチのように挟み込みキープしてくれる役割があります。

お肌の保湿のうち約80%をしめると言われているセラミドを、洗顔後のお肌に充分に与えてあげると、水分の蒸発を防いでくれるので顔のつっぱりも軽減します。

4.美肌をつくるには、まずは「つっぱらない肌」を目指そう

化粧をしなくても、ぷるっぷるの素肌。そんな美肌の女性に誰もが憧れを持っていると思います。

美肌になりたい!でも、それには高い化粧品が必要?エステにも行かなきゃいけないの?とわからない事だらけ。

そんな方は、まずは「つっぱらない肌」を目指してみましょう。

顔のつっぱりは、お肌が正常じゃないサイン。まずはそこをクリアするだけで美肌へグッと近づきます!

4-1.「つっぱらない肌」は理想の美肌の第一歩!

洗顔をすると必ず顔がつっぱる。
冬になったら、特に一日中顔がつっぱって大変。

と多くの女性が当たり前のように思ってたりします。

しかし、世の中には、お肌のつっぱりに悩んだことがない方もいて、その方は当然顔を洗った後でも、冬の乾燥の酷い時期でも「つっぱりらない肌」なのです。 

顔がつっぱらない肌というのは、一体どんなお肌なのでしょうか

 

つっぱらないお肌には下のような特徴があります。

  • お肌のバリア機能が崩れていない
  • 水分が蒸発しにくく、乾燥していない
  • お肌の内部が常に水分で満たされてい
  • ハリやツヤもありふっくらしている
  • 透明感のあるみずみずしいお肌

 

これらの特徴をみると、「つっぱらない肌」は、お肌の水分をしっかりとお肌の内部に蓄えている状態です。

つまり、いかにお肌に水分で満たしてあげて、そしてその水分を保つことができるかがポイントになります。

では、つっぱらない肌を目指すために、お肌がどのように水分を保つことができるのか。お肌の表面の構造をみながら理解していきましょう!

4-2.お肌は水分をどうやって保っているの?

私たちの肌の表面には、水分を保つために大切な要素があります。

その中でも、特に大切なものを3つ紹介します。

①皮脂膜

皮脂膜は、これまでに紹介してきたとおり肌の一番表面にある油分の膜です。

この皮脂膜は、肌外部の刺激から肌を守り、肌内部の水分の蒸発を防ぐフタの役割をしてくれています。

②NMF(天然保湿因子)

お肌の表面の構造は、一番表面に皮脂膜があり、その下に角質層があります。

角質層は、水分と油分で構成されており、油分が水分を挟んだ構造(ラメラ構造)によってお肌のなかに水分を保っています。

そしてこの角質層の中で、水分を保持する役目にあるのが角質細胞で、更に角質細胞のなかで水分を吸着しているのが、NMF(天然保湿因子)です。

NMFと書かれるとなんだか難しくみえますが、良く化粧品などに配合されているアミノ酸もNMFの成分です。

NMFは。アミノ酸(40%)やピロリドンカルボン酸(12%)、乳酸塩(12%)、尿素(7%)といった低分子の成分で構成されています。

これらの成分はとても水分との相性が高いので、水分を吸着する働きが強く、お肌の潤いやハリを保つために大切な成分です。

③角質細胞間脂質

角質細胞間脂質とは、その名の通り角質細胞と角質細胞の間にある油分のことです。

角質細胞間脂質は主にセラミドという成分でできていて、角質細胞のなかNMFと吸着した水分を、セラミドでサンドイッチのように挟み込むことで、お肌のなかの水分を保持しています。

年齢が若いときの健康なお肌には、セラミドがたっぷりと含まれているので、いつも肌はみずみずしくしっとりしています。

しかし、セラミドは年齢を重ねたり、気候や環境の変化などによって体内の量が減ってきます。

そうなるとお肌に潤いがなくなり、顔がつっぱってしまう状態になります。

そのため、セラミドが配合されている商品を使うなどして、お肌の外から補ってあげることがとても効果的です。

4-3.どのくらい乾燥すると肌がつっぱるの?

お肌のなかの水分がどのくらいまで乾燥したら、お肌がつっぱるのでしょうか。

まず、健康的なお肌でいうと、所説ありますが、水分量が40%~以上あれば十分に潤っている状態のようです。

40%を下回ってくると乾燥を感じるようになり、つっぱるような肌までなると、10%~30%の間のようです。

ここまでの水分量になると、かなり乾燥がすすんでいる状態なので、保湿を意識したスキンケアをおこないましょう。

4.4「つっぱらない肌」になるために覚えておきたいこと

ここまでで、つっぱらないお肌についてお伝えしてきましたが、情報量が少し多かったと思いますので簡単に要点だけまとめます。

 

  • お肌から急激に水分が蒸発したときに顔がつっぱる
  • 顔がつっぱる時は、お肌が乾燥しているサイン
  • 顔がつっぱる原因は2つ。①肌のバリア構造が崩れる。②化粧品に配合されている合成界面活性剤といった化学的成分の刺激。
  • スキンケアで心がけることは、「皮脂膜を落としすぎない」「天然成分で洗浄力が強すぎない洗顔料をつかう」「洗顔後はセラミドが配合された保湿剤でしっかり保湿する」
  • お肌は、「皮脂膜」「NMF(天然保湿成分)」「角質細胞間脂質(セラミド)」によって水分を保っている

 

顔のつっぱりで悩んでいる人は、これらの情報だけでも覚えておきましょう。

すると、次に顔のつっぱりに悩んだときに、自分のお肌が乾燥していると気づくことができます。そして正しいスキンケアや、適切な化粧品を選ぶこともできるので、すぐに症状も改善できるでしょう。

5.顔のつっぱりで肌の状態をチェックできる?!

さて、ここからは少し違った目線で顔のつっぱりをみていきます。

顔のつっぱりは確かにつらいことです。しかし、「いつ、どのくらい顔がつっぱるのか?」ということを意識してみると、あなたのお肌の状態や今のスキンケアがあっているかなどをチェックできます。

是非、一度試してみてあなたの現在のお肌の状態を知ってみてください。

5-1.洗顔後の肌の状態をチェックしてみよう!

お肌の状態チェックのやり方はとても簡単です。

いつも通りの洗顔をやったあと15~30分程度、化粧水や乳液などのスキンケアをしないで過ごしてみましょう。

洗顔後のお肌というのは、余計な汚れなどもついていないので、あなたの素肌に近い状態です。

その時に、どのくらい顔がつっぱるのかによって、今のあなたのお肌の状態をチェックできます。

●顔がつっぱらない

洗顔後に顔がつっぱらない方は、とても健康な肌状態といえます。

なかには、お肌の油分が多い肌質だからつっぱらないという方もいらっしゃいますが、多くの女性は30代からは油分がガクンと減少傾向になるため人数的には少ないと思います。

洗顔後につっぱらないのであれば、お肌のバリア機能や水分を保つ力も正常な状態でお肌のなかに十分な水分量があることがわかります。

お肌がとても健康な状態で水分量が十分なので、しっかりと維持していきましょう!

〇対策・・・今のスキンケアを続けていきましょう!

●若干つっぱりを感じる

ほんの少しだけつっぱると感じる方は、お肌の状態がそれほど悪くはないです。

実際に洗顔したあとは、汚れと一緒にある程度の皮脂や水分がながれてしまうものです。

しかし、30代を超えてくると身体はおとろえていくもの。お肌の水分量も少なくなっていきます。

なので、少しだけ危機感をもちつつ、今のうちから正しいスキンケアを始めると、より長くうるおいのある肌がつづいていきます。

★対策・・・洗顔の頻度や洗顔のやり方を見直してみて、お肌に優しい洗顔を続けていきましょう!(※参照)

●お肌がとてもつっぱる

洗顔後にお肌のつっぱりを感じる方は、お肌の水分や油分が少ないく、乾燥状態を引き起こしています。

これまでに説明した通り。お肌バリア機能が崩れてしまっていたり、水分を十分に保つことができていない可能性が非常に高い状態です。

まずは、正しい洗顔方法を実践すること。また日頃使っている化粧品の成分表示を見直し、合成界面活性剤といった化学的な成分がつかわれていないかチェックしましょう。

このまま放置してしまうと、乾燥肌となり、シワやシミといったお肌のトラブルまで発展してしまいます。

★対策・・・まずは、お肌の状態がよくないことを受け入れます。そして、正しい洗顔のやり方をおこない、日頃から使っている化粧品や洗顔料を無添加のものや天然由来のものに変えてみましょう。

●スキンケアをしてもつっぱりを感じる

洗顔後にスキンケアとして化粧水や乳液をつけても、なんだかつっぱってしまう方は、お肌のバリア機能や水分を保つ機能がかなり崩れてしまっているかもしれません。

この場合は洗顔だけが問題ではなく、加齢による体内の問題だったりスキンケア化粧品などが関係している可能性があります。

★対策・・・正しい洗顔方法をおこなうのはもちろん、化学的な成分がはいっていなくて、お肌のバリア機能や保湿力を高める成分が配合されたスキンケア商品をつかってみましょう。

保湿するばあいは、セラミドが配合されたものを選ぶとよいでしょう。

●洗顔の後とか関係なく、一日中顔がつっぱっている

この場合は、お肌がかなり乾燥状態にあり、お肌のバリア機能や保湿機能も崩れてしまっています。

こうなると、敏感肌になっていたり、アレルギーなどの可能性も十分に考えられます。

「お肌が乾燥しているからつっぱっている。」とは一概には言えないため、まずは紫外線や花粉などの外部からのダメージからお肌を守ることを意識してみましょう。

また、洗顔やスキンケアといった外からの改善ではなく、食生活や運動、ストレスといった内側から改善していく方法も効果的です。

★対策・・・洗顔やスキンケアは出来るだけお肌に優しいものでする。そして、紫外線やアレルギーに弱い状態なので、外部のダメージから守るスキンケアも大切です。また、食生活や運動不足、精神的なストレスなども時にはお肌に影響するので、今一度生活習慣を見直してみましょう。

5-2.顔の場所によってつっぱりやすい部分があるので注意しましょう

お肌のバリア機能をもつ皮脂膜は、肌にある皮脂腺からでる油分や汗の水分などでつくられます。

しかし、顔の場所によっては皮脂腺の少ない箇所があります。

そこは、他の場所にくらべ肌がつっぱりやすく、特に、目尻、目の下、口元は注意してください。

目尻のシワ、目元のたるみ、口元のほうれい線など、女性が気になる顔のお悩みのトップに入る部分は全て乾燥しやすい場所です。

つっぱりを強く感じてしまう部分は、それだけ老化も早いので、保湿をていねいにしてあげましょう。

5-3.定期的にチェックすることで肌のコンディションを知ろう

こうしたお肌の状態を自分自身でチェックすることは、定期的におこなうことをおすすめします。

その時に「洗顔後から何分間つっぱらないか測ってみよう」など、だいたいでもいいので数値などで覚えておくと

「前は3分だったのに、今日はすぐにつっぱる感じがする。」

「夏頃は10分くらい平気だったのに、寒くなると全然ダメ」

といったように、お肌の状態や季節による変化を感覚的にわかるようになります。

すると、その時のお肌にあったスキンケア方法や対策をとることができるので、いつまでも若々しいお肌を持続できます。

6.つっぱった肌に化粧水をつけてもすぐに乾燥するのはなぜ?

顔がつっぱったらすぐに化粧水をつけておしこむ。しかし、すぐにつっぱってまた化粧水をつける。

そんなことをなんどか繰り返したことがある方も多いのではないでしょうか?

もし、今でも続けてしまっている方は、今すぐやめましょう。化粧水を何度もつけると、より乾燥を引き起こしてしまう原因となります。

6-1.化粧水だけの保湿は乾燥状態を悪化させるってほんと?

お肌が乾燥したら化粧水をつける。当たり前のようなことですが、つっぱっているお肌に化粧水だけのスキンケアをしてしまうと、つける前よりもお肌を悪くさせてしまう可能性があります。


化粧水というのは、数%が有効成分で、残りのほとんどが水分でできています。

ようするに、化粧水をつけることはお肌に水分をつけているとあまり変わらないのです。

そこで問題となるのが、水分が蒸発することです。
更に、お肌につけた化粧水は、少し温かい肌によって蒸発の速度はいつも以上に早くなります。

顔がつっぱったお肌は、バリア機能が崩れたお肌です。

そこに化粧水をつけると、化粧水の水分は、肌の内部の水分と一緒に蒸発してしまうのです。

つまり、つっぱっている肌に潤いをあげようと化粧水をつけたのに、より乾燥させてしまうということになるのです。

だからといって、化粧水をつけたらダメというわけではありません。

化粧水をつけるときは、必ず肌のバリア機能と同じ効果をもった成分が含まれる化粧品も同時につかってください。

化粧水のあとに保湿クリームを塗って油分で覆ってあげるのはとても効果的です。

特に保湿力の高いセラミドを配合している化粧品がおすすめなので、セラミド化粧品とよばれる化粧品を探して使ってみてはいかがでしょうか。

6-2.化粧水の水分を保つことができない

化粧水を付けた後に、油分を含んだ乳液や保湿クリームを使っても、まだ顔がつっぱるという方は、お肌のバリア機能ではなく角質の保湿を改善できるスキンケアと試してみましょう。

角質層の保湿力を高めてくれる成分は、NMF、角質細胞間脂質の代わりをしてくれる成分です。

こちらもまずはセラミドが効果的ですし、その他にはアミノ酸などが配合されている化粧品も親水性が高く、肌の内側に水分を保ってくれます。

季節によるつっぱり肌のダメージと対策

最後に、季節によっても顔のつっぱりの原因となるものがあるので、簡単に紹介していきます。

花粉シーズンの肌ダメージ

春先などの花粉がまう時期になると、花粉によってお肌のバリア機能が壊れることがあります。

花粉に関しては完全に防ぐことは難しいため、もちろんマスクなどの物理的に肌に触れないようにする対策は有効ですが、ベースメイクをしっかりすると、お肌を守ることができます。

夏の強い紫外線による肌ダメージ

夏の紫外線は特に注意が必要です。

紫外線はお肌のバリア機能を崩し、さらに高い気温によって肌内部の水分もどんどん蒸発してしまいます。

対策としては、紫外線を浴びないように日傘や日焼け止めが配合されたメイクを使うのも有効です。

また、他の時期にくらべ乾燥が激しいため、保湿を十分におこないましょう。

もちろん、化粧水だけといった保湿はNGです。乳液や保湿クリームをつかてバリア機能と高めたり、セラミド配合の化粧品で保湿力も確保しておきましょう。

秋から冬にかけての乾燥しやすい気候

秋や冬にかけての寒くなり乾燥が激しい時期はもっともお肌がつっぱりやすくなります。

特に、寒くなると血流が悪くなり、皮脂や汗といった成分も出にくくなります。

そのため、肌を守るバリアが崩れやすい時期です。更に、室内の暖房も乾燥をうながします。

秋冬の時期は、とにかく保湿効果の高いスキンケアを取り入れること。

そして血流の循環をうながすために、肌をやさしくマッサージしたり、適度な運動やお風呂につかるといったことを意図的におこないましょう

まとめ

顔がつっぱるのは、お肌が乾燥しているサインです。

ただ、そのサインを無視せずにしっかりと受け取ることで、今のあなたのお肌の状態がわかります。

お肌の状態がわかれば、あとはお肌の状況に合わせたスキンケアをすればお肌が活き活きしてきます!

 

美肌をめざすためには、まずは「つっぱらない肌」をつくること。

そのためには、

  • お肌のバリア機能を崩さない
  • 洗顔で皮脂膜を落としすぎないように心がける
  • 保湿は化粧水だけではなく、セラミド配合のものを使ってケアをする

この3つを最低限押えていれば、「つっぱらない肌」に大きく近づくでしょう!

最初のコメントをしよう