目の下のクマの種類・原因は?タイプ別のクマの取り方、解消方法&食材や効果的なマッサージも紹介
「なんか疲れてるね?寝不足?」
なんて言われるけど、毎日いっぱい寝てのに、どうして目の下のクマはとれないの。
など、目の下のクマに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
目の下にクマができているだけで、他の人から疲れきったように見られたり、老けて見られます。
もし、この目元のクマを消すことで、印象の良くない顔から、健康的な顔に変貌できるなら嬉しいですよね。
目元のクマの種類には、3つのタイプがあるのはご存知でしょうか?
この3タイプのクマはできる原因も異なるため、当然対処方法を変わってきます。
自分のクマのタイプがわからないまま、もし間違ったケアをしていると、いつまでもクマは治らず、反対に悪化するなんてことも十分あります。
自分のクマの種類をきちんと理解して、種類に合わせた対策をすることがクマを治すための近道です。
なので今回は、目の下のクマの種類と種類別の対策方法をご紹介していきます。
クマの種類は3タイプ!あなたのクマがどのタイプかチェックしよう!
クマには種類が3タイプあります。そしてクマを解消するためには、まず自分のクマのタイプを見分けることが何よりも重要です。
クマを見分けて自分のクマのタイプを知ることで、クマの原因がわかり適切な対処ができます。
これがクマを解消するための一番の近道です。
まずは、下にクマのタイプが簡単にチェックできる方法をご紹介しているので試してみましょう。鏡さえあれば簡単にできるので是非試してみてください。
自分のタイプがわかったら、タイプ別の原因と対策を確認してみましょう!
- 目尻を横に引っ張ると色が薄くなる → ①青クマ(血行不良型)へ
- 目尻を横に引っ張っても色が変わらない→ ③茶クマ(色素沈着型)へ
- 上を向くと色が薄くなる → ②黒クマ(たるみ型)へ
タイプ①【青クマ(血行不良型)】できる原因と対策は?
さっそくクマのタイプがわかったところで、それぞれのクマの対策と原因について説明していきます。
青クマができる原因は?
青クマができてしまう主な原因は血液の循環が悪いことで起きる”血行不良”です。
寝不足が続いたり、スマホやパソコンの使い過ぎで目を酷使している人に起こりやすいのが特徴です。
目の周りにはたくさんの毛細血管があり、血行が悪くなると、本来排出されるべき老廃物が排出されなくなってしまいます。
そして目の周りの皮膚は他の顔のパーツよりも皮膚が薄いため、流れが悪くなった血管が透けて見え、目の下が青っぽくなってしまうのです。
スマホやパソコンは今の時代多くのかたが日常的に使っているため、青クマで悩まれるかたが多くなっています。
青クマの対策は?
青クマの対策はとにかく、原因となる目の周りの血行不良をよくすることですい。
目の周りの血行を良くするための方法をご紹介するので、青クマに悩んでいるひとは是非試してみましょう!
ホットタオルやアイマスクで目元を温める
血行を悪くしている最大の原因は冷えにあります、
冷えにより血管が収縮し、目元の血行が悪くなってしまっているのです。
今は、ドラッグストアなどでホットアイマスクなどが売っていますのでそういった商品も手軽に使えておすすめです。
しかし、商品を買わなくても自宅でホットタオルを用意してケアするだけでも十分です。
ホットタオルは、家にあるタオルを濡らしてレンジで1分程温めるだけでよういができます。
スマホやパソコンを長くつかったあとなどは、目元を温めて血行を良くしてあげることで青クマも改善できますし、翌日の目の疲れも変わってきます。
血行を良くするマッサージを
目元の血行をよくするために効果的なのは目元のマッサージです。
マッサージとはいっても簡単にできるものなので、毎日のスキンケアの後などにとりいれましょう。
マッサージのやり方は、目頭から順番に目の下にある骨のうえを、薬指をつかって気持ちい程度に押していきます。
そして次に、眉の下をまた目頭から目元にかけて気持ちよい程度に押していきます。
なぜ薬指をつかうのかというと、指のなかでも一番力が入りにくくて、優しく刺激するために丁度よいからとされているからです。
目元は皮膚自体がデリケートなので、強い刺激は肌へダメージをあたへ乾燥やシワなどクマ以外の肌トラブルを引き起こしてしまうことになります。
また、マッサージにはアイクリームをつかって滑りをよくするのもおすすめです。
目元を強く擦りすぎてしまうと、メラニン(シミの原因)を作り出すメラノサイトの活動が盛んになってしまいます。
全身の血流をよくする為に適度な運動と入浴を
クマができていると、目元だけの血行不良とおもわれますが、大元は身体善太いの血行不良が原因になっている場合もあります。
つまり、クマを治すためには、全身の血流をよくすることも大きな改善方法のひとつです。
全身の血行をよくするためには適度な運動が最適です。
1日中パソコンで仕事をしている方も、目の使いすぎでクマになるといわれますが、そもそも身体を動かさないことも大きな原因です。
散歩やランニング、休憩中のストレッチなど日頃から身体を動かすことを意識してみましょう。
また、血行にいいのは入浴です。最近ではシャワーしか浴びない方もおおいですが、やはり入浴は体中の血流をよくするには最適です。
毎日の入浴が難しい場合でも、週に2~3回はゆっくり方まで湯舟につかることで、血流改善はもちろんリラックスできてストレスが解消できます。
冷たいものは極力避けるなど、食生活を見直して血流をよくする
血流を悪くするのは身体の冷えが大きな原因です。
日常的に、氷入りの飲み物を飲んだり、アイスやかき氷といった冷たい食べ物を好んで食べるかたは、知らないうちに体が冷えています。
最近では女性のなかで身体の冷えを気にする方はどんどん増え、コンビニでも常温の水を置いてたりします。
できるだけキンキンに冷えた食べ物は口にはしないことで急激な体温の低下を防ぎましょう。
また、生姜や紅茶などは身体を温めてくれる効果があるとされているので、1日の終わりなどにゆっくりと生姜入りの紅茶などをのんでリラックスすると、身体もあたたまり血流がよくなります。
睡眠の質も上がるため非常にオススメです。
タイプ②【茶色クマ】できる原因と対策は?
歳を重ねていくとともに濃くなってくる茶グマ。
メイクでもなかなか隠せず悩んでいるかたも多いのではないでしょうか。
茶グマは色素沈着によるものが原因となっています。なので、毎日の継続的なケアが改善は必要になります。
また、茶グマは更に、表皮にあるもの、真皮にあるものと2種類に分類できます。それぞれの原因と対策をご紹介していきます。
茶クマができる原因は?
表皮にできる茶クマの原因
■紫外線のダメージ
お肌には紫外線からのダメージを守るためにメラニンを生成します。そのメラニンが一定量を超えると、排出が間に合わずシミができてしまいます。
紫外線を大量に浴びないように、紫外線対策を十分に行いましょう。
■擦って刺激を与えている
目が擦ると目元への刺激が大きくメラニン色素が過剰に生成される原因となります。また、洗顔後にタオルなどでゴシゴシと顔を好いてしまうのも控えましょう。
目のかゆみの原因となる花粉症やドライアイなども放置せず医師の診断のもと治しておくことも、目元のダメージの軽減に繋がります。
■メイク時のダメージ
目元の印象はとても大切です。なので、メイクのなかでもアイメイクに時間をかけるかたは多いでしょう。
アイメイクに使用する化粧品がお肌に合っていない。または化粧を洗い切れていないといった肌へのダメージが色素沈着の原因ととなります。
■目の周りの保湿が十分でなく乾燥している
目の周りの保湿が十分でないと、肌のバリア機能が低下してしまうために外からの刺激を受けやすくなります。
目の周りは特に肌がうすく乾燥しやすいため集中的に保湿していきましょう。
真皮にできる茶クマの原因
真皮にできる茶クマは、メラニン色素をずっと放置してたり、老化によるものとされています。
真皮にできる茶クマはメラニンが真皮まで到達しているということです。
この場合は、正確にいうと「アザ」の状態とされているので、すで市販のスキンケア化粧品や自宅でのマッサージでは改善が困難です。
真皮までの茶クマに関しては、皮膚科や美容クリニックによる治療が必要になります。
茶クマの対策は?
真皮にできた茶クマに関しては、美容クリニックでの治療しか方法はないので、ここでは表皮にできる茶クマの対策法をご紹介していきます。
美白成分を配合した化粧品を使う
茶クマの原因はメラニンによる色素沈着です。
よって、メラニンの還元作用があるビタミンC誘導体が配合された化粧品をつかうことで茶クマを改善することが可能です。
ただし、ビタミンC誘導体は使う方によっては少し刺激がつよく肌にあわない場合もあります。
試してみて、ぴりつくなどの違和感を感じた場合にはすぐに使用を控えましょう。
また、メラニンの発生自体を根本的に避けるためにも、紫外線対策を徹底することがおすすめです。
乾燥が一番の敵なので目元の保湿はしっかりと行う
目元は顔のパーツのなかでも特に乾燥しやすい場所です。
保湿ケアが十分でないと、肌のバリア機能の中心となる角質層の水分が蒸発してしまい紫外線によるダメージを受けやすくなってしまいます。
さらに、目元のメイクが激しく、強い洗顔料であらってしまうと皮脂膜が洗い流されてしまいそれも乾燥を引き起こす原因となります。
目元の乾燥はクマの大きな原因となっていますが、さらに小じわやたるみなどその他の肌の悩みにも大きな影響をあたえています。
目元は顔のパーツのどの部分よりも、しっかりとした保湿ケアが大切です。
セラミドなどの保湿成分が多く配合された化粧品を選んで使いましょう。
毎日のクレンジングや洗顔方法を見直しましょう
目元の皮膚は特に薄くてデリケートなので、毎日おこなうクレンジングや洗顔によるダメージには十分に注意しましょう。
メイクが落ちないからといってゴシゴシと指のはらや手の平で洗うのはNGです。
洗顔料は必ず泡立てネットをつかって泡を立てて、できるだけ肌をこすらないように、アイメイクを浮かせるように優しく洗顔してください。
また、肌と泡を長くつけているのもよくないので、15~20秒程度洗顔したら綺麗に洗い流しましょう。
タイプ③【黒色クマ】できる原因と対策は?
年齢とともに身体は老化していき、目の周りの筋肉の衰えや、皮膚のたるみ、また顔のむくみなどが原因としてできるクマを黒クマと呼びます。
黒クマの詳しい原因と対策をみていきましょう。
黒クマの原因とは?
黒クマは老化や乾燥による真皮の部分ダメージが大きく影響しています。
具体的に説明していきます。
目の周りの筋力が衰えてしまっている
目を開くには、目の周りにある眼輪筋(がんりんきん)をつかっています。
その眼輪筋が衰えていくと、黒クマや目の下のたるみの原因となります。
眼輪筋は老化によって衰えていきまが、それに伴い頬の筋肉で目を動かすようになると更に眼輪筋の衰えを早めていくいます。
老化による皮膚のたるみ
皮膚のなかの真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンによって、お肌のハリや弾力は支えられています。
しかし、老化によってコラーゲンなどの成分は減少していき皮膚をささえられなくなってきます。
この支えられなくなった皮膚が目元のたるみを引き起こし、影をつくってしまい黒いクマのように見えてしまうことがあります。
老化による顔がむくむ
顔のむくみも黒クマの大きな原因となります。
顔のむくみにより水分や老廃物が目の下にたまってしまうと、目の下にボコッと膨らみができてしまいます。
目元の皮膚の薄さにより、その膨らみが目立ってしまい影をつくりクマになります。
黒クマの対策は?
黒クマの原因についてご紹介してきたので、ここからその対策についてお話ししていきます。
肌を支えてくれる美容成分を取り入れる
皮膚がだるんで影のできる黒クマには、原因となるたるみ対策として、何よりもコラーゲンを強化するお手入れが必須です。コラーゲンを増やす作用が期待できるビタミンC誘導体、レチノールなどが配合された化粧品を使用するとよいでしょう。たるみだけでなく、コラーゲン強化はシワにも有効なので、エイジングケアとして普段のお手入れに是非取り込んでみて下さい。
表情筋を動かすトレーニング
黒クマは眼輪筋の衰えも原因の一つなので、眼輪筋を鍛えるトレーニングをするのがおすすめです。
眼輪筋のトレーニングといっても簡単で、ギューと目をつぶる、目だけを上下左右に動かすといったもので十分です。
1日の中で気づいたときに眼輪筋を動かすトレーニングを取り入れるだで筋力がもどり自然に黒クマが改善していきます。
お金もかからず手軽にできる対策なのでおすすめです。
リンパの流れを良くするマッサージをする
むくみなどを解消するためにも、目元のマッサージは効果的です。
マッサージ前は、塩分や水分(特に冷たい飲み物)は控えてリンパマッサージをはじめましょう。
- 薬指のはらをつかって優しく目の周りを3周する
- そのあとこめかみ→耳前に向かって老廃物を流していく
- そこから首筋→鎖骨下まで流して鎖骨をよくほぐす。
この手順を3回ほど繰り返すとむくみが改善する効果が期待できます。
しかし、先ほどから何度もお伝えしているように目元はデリケートなのでアイクリームをぬって肌表面への刺激をなるべく減らした状態で行いましょう。
クマをメイクによって一瞬で消す方法!?
ここまでは、クマの原因と対策をご紹介しましたがどれも改善までにはすこしし時間はかかります。
ただし、今から大事な用事があるってときは、できれば一瞬でクマを消したいですよね。
そんなときは、メイクの力で一時で気にクマをカバーしましょう!
青クマの隠し方
オレンジ系のカラーをつかって隠すことができます。
手の甲にオレンジリップとリキッドファンデーションを混ぜブラシに取り気になるクマのうえに塗っていきましょう。
そのあとはスポンジで優しくたたきながらしっかり密着させていきます。
その上から普段通りのベースメイクをおこなってください。
茶クマの隠し方
茶クマの場合はオレンジ系のチークをつかって隠していきましょう。特にクリームチークがおすすめです。またオレンジ系の色味のコンシーラーでも代用できます。
クリームチークを指にとって、気になるクマの上にやさしくのせていきます。
そのとき、優しくトントンと叩きながらチークを広げて馴染ませていきましょう。
最後にファンデーションをスポンジでとってクマのうえに重ねて馴染ませれば完成です。
黒クマの隠し方
なかなか消せさい黒クマは赤のリップチークとコンシーラーを活用していきましょう。
赤のリップチークを指にとりクマの気になる部分にトントンと叩きながら塗っていきます。
その上からコンシーラーをブラシにとりクマのうえに重ねていきます。
ここでひとつポイントで、涙腺にはコンシーラーを塗らないようにしましょう。
コンシーラーを涙腺に塗ってしまうと、目が小さく見えてしまう場合があります。
クマを改善するために見直すべき生活習慣は?
クマができる原因はさまざまですが、生活習慣の乱れからくるものもあります。
クマができてしまう根本的な原因が隠されているので、この機会に見直しみましょう。
乱れた食生活や偏った栄養バランス
健康な身体をつくることは、クマだけではなく、あやゆる肌トラブルを改善してくれます。
食事をとらない日があったり、偏った栄養の食事は身体全体の老化を早めることとなります。
日頃から新鮮な果物や野菜、脂肪分の少ないタンパク質、良質な油分などをバランスよく食事から摂取することを意識しましょう。
クマの改善には、
- 血流の促進と血液のサラサラ効果が期待
レバー、昆布、小松菜、ほうれん草、生姜、モロヘイヤ、海藻類 - アンチエイジング効果が期待
緑黄色野菜、大豆製品、ブルーベリー、ナッツ系(特にアーモンド)、玉ねぎ、ブロッコリー、トマト - 美白効果や肌のターンオーバーへの効果が期待
赤、黄ピーマン、アセロラ、キウイフルーツ、モロヘイヤ、レモン、ブロッコリー
などを積極的にとるようにしましょう。
睡眠の質をあげてクマを目立たなくさせる
クマは決して寝不足が原因でおこるものではありません。
寝不足による血行が悪くなったりすることで、クマが目立ってしまうということです。
ただ、寝不足ということ自体、身体にはよくないこと、
健康的なお肌を保つためには、睡眠の質を上げることはなによりも大切です。
目の下のクマに直結することであれば、日頃パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトは、自然な睡眠周期を乱すとされています。
スマートフォンやタブレット、常に「ナイトモード」に設定したり、ブルーライトをカットしたメガネなどを活用するとブルーライトの影響を、最小限に抑えられるので試してみましょう。
日焼け止めを忘れず、1年中紫外線対策を
紫外線による色素沈着がクマの大きな原因なので、紫外線ケアは欠かさずに行いましょう。
また、夏だけではなく1年中紫外線による影響はあるので、毎日の紫外線を意識して過ごすことが大切です。
日傘やサングラスなどをつかって紫外線をあびないことが一番に考えることがクマをつくらないために効果的です。
目の下の保護と、クマのカバーを同時に行いたい場合は、最近では日焼け止めの効果のあるコンシーラーなどもあるので選んでみましょう。
禁煙する
タバコはお肌にとっては大敵です。
タバコを吸うことで、お肌の老化の元凶物質ともいわれる「活性酸素」が発生します。それを除去するために体内では大量のビタミンCが消費されます。
ビタミンCはお肌の老化を防ぐ抗酸化作用をもち、お肌の弾力を支えてくれるコラーゲンの生成にも関わるビタミンです。
ビタミンCがなくなることで、健康なお肌を保つことができなくなってしまうと、乾燥やたるみを引き起こしそれがクマの原因となります。
自分の身体と相談し、禁煙しましょう。
まとめ
今回は目の下のクマについてお伝えしてきました。
目の下のクマには、3タイプがあり、それぞれ原因も対策が異なります。
クマが気になったときは、まず自分のクマの状態をまずは把握することが大切です。クマの状態に合わせ、対策をおこなってください。
クマは身体全体影響を大きく受けます。日頃の生活習慣の乱れも見直し、健康的な体作りをしてクマを解消していきましょう。
しかし、スキンケアや生活習慣を改善してもクマが消えない場合、場合によっては病気の可能性もあるので、気になる場合は皮膚科や美容クリニックで診断してもらいましょう。